〒608-0811 京都市中京区亀屋町175-8

1pm – 7pm

Closed Monday

国谷隆志：『Re-』

1974年生まれ、成安造形大学卒業。国谷隆志は自身で加工するネオン管によるインスタレーションをはじめ、素材を変えながらも彼の根本的な興味とコンセプトは『人間と空間の関わりが齎す意識世界の変容』。それは作品と人の間で、世界と意識が再構築、再認識、再変換される空間を創ることです。鏡にグリッド(格子)を刻む『Mirror Site』シリーズは入れ子構造の発想に基づいています。鏡に映り込む観覧者は、グリッドの線によって生じる微かな歪みの中に現れる風景と身体の像を通して、自身と世界を認識し意識します。新作『Mirror Site – LEGO』では、このアイディアをさらに発展させ、建設的で創造的な身体行為を触発させるインタラクティブな要素をもつ作品を制作します。国谷は『物の配置による人の視点や移動は自らの存在を示すことに繋がる』そして『作品は観覧者の体験によって成立し、観覧者の参加によって完成する』と。個展「Re-」

は可変する空間のなかで観覧者が自ずと作品に組み込まれてゆく装置のようなインスタレーションを試みています